花なんて
またやってしまった。
社会人になって6年が経ち、色々なことを任されるようになってきた僕は、最近ミスが多くなってきていた。
今の仕事は、自分の成長が実感でき、非常にやりがいがある。
休日もスキルアップの勉強をするぐらい、仕事にのめり込んでいた。
その甲斐あって、社内での評価は上がり、大きな仕事を任されるようになった。
しかし、大きな仕事がどんどん振られるように連れて、段々と僕の日常は余裕を失い、立て続けにミスを連発。規模も大きくなっており、同僚に心配されてしまった。
このままでは不味い。なんとかしなければ。でもどうすれば。
仕事が終わり、そんなことを考えながら最寄駅で降りた時、ふと見かけた花屋の店頭で、黄色い花に目を惹かれた。
それは僕にとってどうしようもなく輝いているように見えた。
いやでも、花なんてガラじゃないしな。
そう。男の僕が花なんてそんな女々しいもの、気まずくて買えないな。
そんな風に考えて帰路につこうとした時だった。
「やっぱり、お花のお世話をしていると、自分も元気になったような気がしますよね。」
店内にいた一人の若い女性客がそう言い、お釣りを受け取り、帰っていった。
「自分も元気になれる。」その言葉が頭に反響し、僕は黄色に輝く名も知らない花を買うことにした。
それから、花のお世話なんてしたことがなかった僕は、色々と調べながら、あっているか不安になりながらも一生懸命お世話をした。黄色い花はそれに答えるように輝き続けていた。
毎日お世話し続けていて気づいたことが2つある。それは、お世話をした花から、逆に元気をもらえていることと、日常にはお花の世話ができるくらいの余裕が必要だということだ。
お世話を始めてから、不思議と心に余裕ができ、仕事もミスも無くなっていた。
急いで成長する必要はない。この花のように、ゆっくりと自分なりの花を咲かせていければいいな。
今度、あのお店にお礼を言いに行こう。
sunday flower。まるで太陽のように輝くこの花のように、僕は自分なりのペースで頑張ろうと思った。
男性スタッフメモ
同じ男性としてお気持ちがよくわかります。
しかし、お花の鑑賞およびお世話は、人間の心理的・生理的ストレスと緩和されることが大学の研究でも明らかになっています。
男性・女性問わず、お花のお世話をすることはとてもよいことなのですよ。
sunday flowerでは、私のような男性スタッフもおりますので、ぜひお気軽にお買い求めにいらしてください。